平成24年度、平成25年度と避難者向け大規模アンケート実施の中心となっていただいている、早稲田大学人間科学学術院 准教授 辻内琢也先生編著の書籍をご紹介いたします。
『ガジュマル的支援のすすめ:東日本大震災と人間科学①一人ひとりのこころに寄り添う』
早稲田大学出版部発行・早稲田大学ブックレット・シリーズ「震災後に考える」
辻内琢也[編著] A5判 143ページ 定価:987円(税込)
★東日本大震災から2年が過ぎたが、こころに傷を負った被災者たちへの支援は、むしろこれからが本番である。専門家による支援はどうあるべきか。医療・心理・福祉の専門家たちが、これまでの支援実績をふまえ、新たな個別支援のあり方を考える。
序
ガジュマル的支援とは何か(辻内琢也)
第1章
被災地における子どものこころ対策
―ストレスマネジメント教育とメンタルヘルス・プロモーション―(竹中晃二)
第2章
震災避難家族の支援―かささぎプロジェクトの活動―
(平田修三・石島このみ・持田隆平・根ヶ山光一)
第3章
原発事故避難者の苦悩―寄り添い支援の大切さ―
(辻内琢也・増田和高・永友春華・山下奏・山口摩弥・南雲四季子)
第4章
座談会『ガジュマル的支援を目指して』
菅野純(臨床心理学・学校カウンセリング)
小島隆矢(建築環境学・環境行動学)
佐藤将之(環境心理学・建築計画学)
竹中晃二(健康心理学・応用健康科学)
根ヶ山光一(発達行動学)
増田和高(社会福祉学・福祉援助技術論)
若林直子(市民防災・まちづくり)
司会:辻内琢也(医療人類学・ヘルスプロモーション)