震災支援ネットワーク埼玉

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【3/12-13 早稲田大学】シンポジウム『東日本大震災と人間科学』

~ポスト3.11の災害復興と環境問題を考える~
「東日本大震災と人間科学」第2回ポスター最終版(チラシPDFデータ:446KB)

震災支援ネットワーク埼玉(SSN)では、早稲田大学 人間総合研究センターとの共催により、3月12日(火)、13日(水)、早稲田大学国際会議場・井深ホールシンポジウム『東日本大震災と人間科学』 ~ポスト3.11の災害復興と環境問題を考える~を開催いたします。

前福島県双葉町町長の井戸川克隆さんも講演、パネルディスカッションにご参加いただきます。

入場は無料・事前申し込みは不要です。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひ足をお運びください。

主催:早稲田大学人間総合研究センター
早稲田大学人間科学学術院「震災と人間科学ネットワーク」
共催:日本建築学会、震災支援ネットワーク埼玉(SSN)
早稲田大学重点領域研究機構「応用脳科学研究所」
早稲田大学人間総合研究センター「健康福祉ネットワーク」

開催日:2013年3月12日(火)-13日(水)

会場:早稲田大学国際会議場・井深ホール

住所:〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-20-14、 Tel 03-5286-1755

地図:http://www.gscn.net/event/images/map.pdf

【実行委員長:辻内琢也、副委員長:小島隆矢】

★シンポジウム事務局(増田)問合せ先:〒359-1192埼玉県所沢市三ヶ島2-579-15
TEL/FAX:04-2947-7123、 E-mail masuda309@aoni.waseda.jp


2013年3月12日 <シンポジウムⅠ>:災害に伴う心理的課題・社会的課題に対峙する

[開会挨拶]藤本浩志(早稲田大学人間総合研究センター所長)

司会進行:加瀬裕子(早稲田大学教授・老年社会学)

■10:00-10:30 竹中晃二(早稲田大学教授・応用健康科学)
「災害を契機に始まったメンタルヘルス・プロモーション活動」

■10:30-11:00 根ヶ山光一(早稲田大学教授・発達行動学)
「震災避難の長期化にともなう子どもその家族への支援」

■11:00-11:30 辻内琢也(早稲田大学准教授・医療人類学)
「原発避難者のソーシャル・サファリングへのケア」

■11:30-12:30[招聘講演]ユージン F. オーガスタファー(Eugene F. Augusterfer, LCSW)

(ハーバード大学難民トラウマプログラム;HPRT、クリニカルソーシャルワーカー)
「世界規模の災害からの教訓:回復への鍵」“Lessons Learned from Global Disasters; Keys to Recovery”

■12:30-14:30 ――昼食休憩―― (会場:早稲田大学国際会議場3F 第2会議室)

ドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて(Nuclear Nation)』上映

監督:舩橋淳、プロデューサー:橋本桂子、音楽:坂本龍一
製作・配給:ドキュメンタリージャパン、ビッグリバーフィルムズ
“原発事故により、故郷より遠く離れた場所で、現在も避難生活を送っている福島県双葉町民の日常を描いたドキュメンタリー”
(ベルリン国際映画祭・フォーラム部門正式出品作品)
[公式サイト:http://nuclearnation.jp/jp/]

■14:30-16:00(被災当事者・支援者の立場から)司会:辻内琢也

・佐藤純俊(杉戸元気会・福島県富岡町原発被害者の会)「原発事故と日本国憲法」
・高山恒明(越谷市震災避難者支援補助員)「避難世帯家庭訪問から見えること」
・北村浩(公益財団法人政治経済研究所・震災支援ネットワーク埼玉)「災害からの避難をめぐる問題点と当事者とかかわることのむずかしさ」
・岡本卓大(埼玉弁護士会・弁護士)「原発事故損害賠償の現状と課題」
・薄井篤子氏(WithYouさいたま、さいがい・つながりカフェ実行委員会)「ジェンダーの視点から見た被災者支援―つながりカフェの企画運営」
・大石美恵子(越谷市議会議員)「地方議員として出来ること出来ないこと―限りある時間の中で」

■16:00-16:15 ――休憩――

■16:15-17:45 <パネルディスカッション1>
「災害に伴う心理的課題・社会的課題に対峙する」
座長:辻内琢也
竹中晃二、根ヶ山光一、E.F. Augusterfer、佐藤純俊、高山恒明、北村浩、岡本卓大、薄井篤子、大石美恵子

■18:00-20:00 ポスターセッション/懇親会
(ポスター発表の部屋にて、ポスターを囲んだ交流会を実施)
(会場:早稲田大学国際会議場3F 第1会議室)


2013年3月13日<シンポジウムⅡ>:災害に伴う社会環境・自然環境の変容に対峙する

司会進行:小島隆矢(早稲田大学准教授・環境行動学)

■10:00-10:20
太田俊二(早稲田大学准教授・地球環境学)「エネルギー資源の利用と地球規模の気候」

■10:20-10:40
柏雅之(早稲田大学教授・環境経済学)「震災後の持続的農業生産システムの再建」

■10:40-11:00
扇原淳(早稲田大学准教授・福祉情報学)「中央アジアの環境変容からわが国の課題を考える:カザフスタンにおける核実験が人々に与えた影響」

■11:00-11:20
佐藤将之(早稲田大学准教授・環境心理学)「ポスト3.11のこども環境―復興地との別れとしての支援」

■11:20-11:30 ――休憩――

■11:30-13:00 <パネルディスカッション2>
「災害に伴う社会環境・自然環境の変容に対峙する」
座長:鳥越皓之(早稲田大学教授・環境社会学)
太田俊二、柏雅之、扇原淳、佐藤将之、辻村壮平、小島隆矢、西尾健一郎

■13:00-15:00 ――昼食休憩―― (会場:早稲田大学国際会議場3F 第2会議室)
ドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて』上映
監督:舩橋淳、プロデューサー:橋本桂子、音楽:坂本龍一

■15:00-15:30
辻村壮平(東京大学生産技術研究所特任研究員)・槙究(実践女子大生活科学部教授)
「東日本大震災後のエコ意識とエコ行動―実践女子大生を対象としたアンケート調査」

■15:30-16:00
小島隆矢(早稲田大学准教授・環境行動学)・若林直子(生活環境工房あくと)
「震災前後の防災とコミュニティに関する住民意識―阪神大震災および東日本大震災に前後して実施したいくつかの調査結果より」

■16:00-16:30
西尾健一郎(電力中央研究所社会経済研究所主任研究員)
「震災後の家庭における節電実態」

[招聘講演] 16:30~17:00

井戸川克隆氏(前福島県双葉町町長)「福島と日本の未来を見据えて」■16:30-17:00

■17:00-17:15  ――休憩――

■17:15-18:30 <パネルディスカッション3>
「シンポジウムⅠ・Ⅱの総括:ポスト3.11を考える」
鳥越皓之・扇原淳・小島隆矢・辻内琢也
コメンテーター:ユージンF.オーガスタファー
コメンテーター:菊地靖(国連大学客員教授・早稲田大学名誉教授)

登壇者の皆様より、ご講演内容公開のご了承を頂戴いたしました。
タイトルをクリックすると、PDF表示されます。

当日の配布資料はこちら

原発事故と日本国憲法(佐藤純俊様)<参考資料

避難世帯家庭訪問から見えること(髙山恒明様)

災害からの避難をめぐる問題点と当事者とかかわることのむずかしさ(北村浩様)

原発事故損害賠償の現状と課題(岡本卓大様)

ジェンダーの視点から見た被災者支援―つながりカフェの企画運営(薄井篤子様)

地方議員として出来ること出来ないこと―限りある時間の中で(大石美恵子様)

3.11 追悼式典 ~黙祷の会~

20130311追悼式典

早いもので、また、3月11日が近づいて来ました。

今年、黙祷の会を開くべきかどうかの判断がつきませんでしたが、皆様の声に後押しされ、昨年同様に開催する運びとなりました。

同じ想いを持つ方々のご参列をお待ちしております。

主催者代表;上尾シラコバト団地

被災者の会 ひまわり 橘光顕

日時:平成25年3月11日(月) 14:00~

場所:上尾シラコバト団地 ぞうさん公園

≪第一部:黙祷の会≫

  • 受付開始
  • 来賓挨拶
  • 被災者の言葉
  • 朗読
  • 黙祷 14:46
  • 太鼓演奏
  • 植樹

≪第二部:語らいの集い≫

  • 24号棟第一集会室へ移動
  • 参列者による語り合い 15:30~予定
  • ※飲食物持ち寄りにて
  • ※第一集会室に冷蔵庫有る為、事前保管・預かり可能

※駐車場有(24号棟前広場)、雨天決行

問合せ

  • シラコバト団地自治会 048-774-6323
  • 被災者の会 ひまわり 橘 080-3091-6215

3.11追悼式典案内状(PDFファイル)

会場地図

より大きな地図で 上尾シラコバト団地 ぞうさん公園 を表示

避難生活中の癒しに「整膚」でホッとしませんか?

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いやぁ、気持ちいぃ~~~!

程よい強さで、ツボを刺激していただいて。。。

実はこれ、普通のマッサージとは違うんです。

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お邪魔したのは埼玉県加須市にある寄り添いステーション「加須ふれあいセンター」。

こちらに、「ふたば整膚健康クラブ」の皆さんによるリラックスコーナーが開設されたということで、行って参りました。

「整膚」、聞きなれないかも知れません。

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長期化する避難生活の中で、避難者自らが、自助的に、心身のリラックスと避難者相互のコミュニケーションを図り、健康を維持していくために、NPO法人 整膚美肌褥瘡予防協会の協力のもと、14名の双葉町民が、2011年8月から12月の5ヶ月間にわたって、皮膚を引っ張ってほぐすことで心身をリラックスさせる「整膚」について学んで、整膚士の資格を取得されました。

ここで学んだ技術、知識を生かして、避難者による避難者のための身体と心のケアのために、「ふたば整膚健康クラブ」が2012年の1月に設立されたそうです。

従来、旧騎西高校 避難所内の各部屋を順番に回り、ボランティアにより整膚を行なってきました。

現在では、この加須ふれあいセンターの中にあるリラックスコーナーで、周辺の借り上げ住宅などで避難生活を送る方、そして地元加須市の住民の方を対象に整膚による癒しを提供しています。

そして、今回、「平成24年度福島県ふるさとふくしま帰還支援事業」が採択され、避難者向けに次の3つの事業を行なっていらしゃいます。

1,双葉町だけでなく被災地からの避難者全員を対象に、3月末まで「整膚」を無料でサービス

毎週、火曜、水曜、木曜、土曜 の4日、午前10時~12時、午後14時~16時の間、無料で整膚を行なってくれます。

2,避難所内、交流サロン「Fカフェ珠寿」で、週に一度、整膚を無料で実施。

3,埼玉県内の被災者交流会で出張「整膚」を実施。

さて、一般の方向けには、

火曜、水曜、木曜、土曜 の4日、午前10時~12時、午後14時~16時の間、以下の3つのコースで整膚の施術を受けられます。

  • 10分 500円
  • 30分 1,500円
  • 50分 2,500円

私は、50分2,500円のコースでお願いしました。

ホント~に気持ち良かったです!!

みなさまもぜひ!!

お問い合わせ:

  • 加須ふれあいセンター
  • 埼玉県加須市正能11-5
  • 電話:0480-31-9511


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東京都、埼玉県、避難者アンケートにご協力ください。

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SSNでは、2012年3月に、福島県から埼玉県に避難中の2011世帯の皆様を対象に、大規模アンケートを実施させていただきました。
今年は、いわき市、田村市、南相馬市、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村にご協力をいただき、埼玉県内 1,875世帯および、東京都2,393世帯、合計4,268世帯を対象にアンケート用紙をご郵送させていただきました。

あなたが抱えているお困りごとを解決する為に、

あなたの、今の声をお聞かせください。

・・・と表紙に書かせて頂いている通り、アンケートの集計/分析結果から、お困りごとの解決方法を見つけ、国や行政、法律・福祉・医療などの関係者や、さまざまな関連団体にお届けさせていただくことで、皆様の避難生活の改善をはかるために役立ててまいります。

大変お手数をおかけいたしますが、ぜひご協力をいただきたく、お願いいたします。

 

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早速、ご回答いただいた方からの返信が届きました。

ご協力いただきましてありがとうございます。

きっと、あなたの今の声を、お届けさせていただきます。

 

 

2月23日 ゲートキーパー養成講座を開催

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2013年2月23日(土)さいたま市浦和「埼玉教育会館」において、今年度4回めの開催となる、「震災支援者のためのゲートキーパー養成講座」を開催しました。

早稲田大学 人間科学学術院 准教授で心療内科医でもあり、SSNのメンバーである辻内より、福島県から埼玉県に避難生活中の方のこころの状態について紹介。大規模アンケート調査の集計/解析結果として、「避難生活者の7割近くにPTSD(心的外傷後ストレス障害)の疑い」があることを改めて紹介。被災者への支援活動を行うにあたり、対人援助の基礎スキルとしてゲートキーパー養成講座をベースとしたワークショップの意義について説明が行われました。

続いて、臨床心理士によって構成される「SSNこころのサポートチーム」によるワークショップが4時間にわたって行われました。

ここでは、傾聴を基本とする対人援助の基礎について、グループごとのロールプレイングを通じて体験。

参加者の皆さんによるアンケートでは、「ロールプレイングによって傾聴の重要性について、改めて気づくことができた」という声を多くいただきました。

阪神淡路大震災の発災後2~3年を経過した後、自殺が急増したというデータがあります。

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過去の悲しい出来事を教訓とさせていただき、これからが震災支援活動において、新たな重要な時期となっていく、ということを、改めて共有した一日となりました。

 

 

 

 

 

2月7日現在、避難者数、住民意向調査について

復興庁のページに2013年2月15日付で、2月7日現在の全国の避難者などの数が発表されています。

http://www.reconstruction.go.jp/topics/post.html

埼玉県には56の自治体に、4,037名の方が避難中であるという集計結果となっています。

SSNでは、この数値と実際の避難者との間には大幅な乖離があるものと認識しており、独自に調査をおこなっていく予定です。

また、下記のページに、2012年12月に福島県内の自治体ごとに行われた住民意向調査の速報版が順次掲載されています。

http://www.reconstruction.go.jp/topics/post_26.html

2/16(土)【さいたま市】原発事故子ども・被災者支援法セミナー

shienhou詳細開催案内のチラシはこちら

昨年6月、超党派の議員立法として成立した「原発事故子ども被災者支援法」。

避難する人、住み続ける人、故郷に戻る人・・・どの人にとっても必要な支援を行うというものですが、具体的な中身について、誰を対象にするのか、どのような支援が行われるのかは決まっていません。

今回、この支援法に深く関わり、セミナーやシンポジウムなどを全国各地で開催している弁護士の尾谷恒治先生をお招きしてセミナーを行います。

  • 日時:2013年2月16日(土)10:00〜12:00
  • 会場:埼玉県男女共同参画推進センター(With Youさいたま)4階・視聴覚室
  • 参加費:無料
  • お問い合わせ:薄井 080-5532-7380

*託児(6ヶ月からの未就学児)もありますので、小さなお子様とご遠慮なくお出かけください。(ご希望する方は2/13までにお申し込みください。)

会場案内地図


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