震災支援ネットワーク埼玉

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08月

住民票を移していなくても避難先での行政サービスを正当に受けられるようです

復興庁と総務省は、2013年5月31日、「避難者受入れ経費への財政措置の見直し」を発表しています。

従来、避難者を受け入れている自治体が、保育所、児童扶養手当、消防、救急、ゴミ処理などの個別のサービスごとに避難者が受けたサービスにかかった費用を精算し、国が特別交付税を配分していました。

しかし、実際には、受け入れ自治体としても実際にかかった経費を全てつかむことは困難で、国からの特別交付税で措置されていない負担分が生じる場合もあったようで、一部では、避難者を受け入れている地域に住む住民が「住民票を移していない避難者が住民税を納めることなく行政サービスを受けているのはいかがなものか?」という不満を寄せるケースもあったようです。

そこで、国としては約40億円を予算として割り当て、避難者1人当たりに年間にかかる標準的な単価を約4万2000円として設定し、受け入れ自治体に配分することにしたわけです。

特別交付税の配分は、12月と翌年3月の年2回

なお、この財政支援の対象は、原発避難者特例法に基づいて福島県内13市町村から避難者を受け入れている自治体となっており、これらの行政サービスを避難先で受けるためには、避難先市町村に「避難住民届」を提出する必要があります。まだ提出されていない方は、ぜひ最寄りの役所にお申し出ください。

「避難住民届」はこちらからもダウンロードできます(PDF)

根本復興大臣による発表はこちら(2013年5月31日)

進藤総務大臣による発表はこちら(2013年5月31日)


南相馬市のホームページには、本件に関して告知がされています。

http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,5765,108,1,html

平成25年度地方財政審議会(6月7日)における本件に関しての議事要旨: 総務省

 

 

応急仮設住宅の供与期間の延長・・・埼玉県は?

すでに古い話になりますが、厚生労働省 社会・援護局総務課災害救助・救援対策室では2013年4月2日に「東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間の延長について(制度周知)」として、「被災地における恒久住宅の整備になお時間を要する状況にあることから、原則として一律1年間延長し、3年間」とすることを発表し、「被災地域における住宅の需給状況等の条件を満たした場合、自治体の判断で延長が可能」として、制度周知の報道資料を発表しています。

◆厚生労働省:東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間の延長について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002yvh8-att/2r9852000002yvkv.pdf

◆復興庁|東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間の延長について
http://www.reconstruction.go.jp/topics/20130402_kasetujyuutakuenntyou.pdf

埼玉県の場合、「建設型応急仮設住宅」は設置されていませんので、「民間賃貸住宅等借上げ住宅」として、民間賃貸住宅、公営住宅、地方公務員住宅、国家公務員住宅、雇用促進住宅、UR賃貸住宅などに避難者の皆さんを受け入れている状況にあります。

本日(2013年8月14日)に埼玉県の担当部署に問い合わせた所、近々「埼玉県も供与期間の延長」を発表する予定とのことでした。

なお、供与期間を延長することで必要な費用は、災害救助法により国が負担するそうです。

(参考)東日本大震災に係る応急仮設住宅(民間賃貸住宅等借上げ住宅を含む。)
○建設型応急仮設住宅(H25.3.18現在) ※カッコ内は、H24.3.26現在
建設戸数: 5.3万戸( 5.3万戸)
入居戸数: 4.8万戸( 4.9万戸)
入居者数:11.1万人(11.7万人)
設 置 県:7県(岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県)

○民間賃貸住宅等借上げ住宅(※)(H25.3.18現在(雇用促進住宅については、H25.1.31現在))
※カッコ内は、H24.3.26現在
入居戸数: 7.0万戸( 8.0万戸)
入居者数:17.9万人(21.4万人)
設 置 県:46都道府県

すでに期間延長を表明している関東の自治体(一部)の情報ページは下記の通りです

神奈川県 (2013年7月31日発表)

東京都 (2013年9月18日発表)

茨城県 (2013年9月17日:茨城新聞記事)

2013年8月10日 新座さいがいつながりカフェ

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記録的な猛暑が続く8月10日、新座市にある公務員宿舎の集会所で被災者交流会が開催されました。

今回は医療生協の皆さんによる健康相談が行われました。

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血圧、脈拍、体重、体脂肪率、BDI、内蔵脂肪レベル、基礎代謝、骨密度の計測の他、尿検査もあり、蛋白、糖、潜血、塩分のチェックが行われました。

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最後には、チェックの結果に基づいて、保健師さんによる健康相談、アドバイスをいただき、皆さんとても喜んでいらっしゃいました。特にご高齢の方は、バスに乗って病院に出かける事も大変なのでありがたいとおっしゃっていました。

お茶を飲みながらの交流会では、公務員宿舎に避難中の方から、以前より要望が出ていた住まいに関することが話あわれました。

長期化する避難生活において、皆さんが今、一番に不安に思われている事として、住まいの問題があげれれます。

原発事故は終息を見せず、ふるさとに帰れる目処も立たない状況の中、賠償請求も遅々として進んでいない状況にあります。

こちらの公務員宿舎も他の借上住宅同様に契約は単年度。この4月以降も住めるという通知が市役所から届いたのは年明けのこと。せめて半年前には知らせて欲しい、という願いからこの話し合いは始まりました。

まずは、皆さんの願いを文書にまとめて、新座市にお願いしてみよう、ということになりました。

続いて、「原発事故による避難者が福島県外でも安心して避難生活を継続し生活再建ができるよう、「住まい」の確保を求める請願署名」を行なっている事を説明。参加者の皆さんは、福島県だけでなく、岩手県、宮城県から避難中の方もいらっしゃいますが、皆さんにご賛同いただき、署名にご協力いただきました。

今回の交流会にはお一人でご自宅を津波で流された岩手県から避難中の41歳の男性が参加されておらず心配になったのですが、都内でのお仕事が決まり、この日は出勤中なさっていることで一安心。

皆さんそれぞれに、安定した暮らしができるまで、住宅の支援が続くよう、できる限りの応援をさせていただければと思っています。

 

【書籍】ガジュマル的支援のすすめ:東日本大震災と人間科学①一人ひとりのこころに寄り添う

book20130801

※Amazon.co.jpからのご購入は画像をクリック

平成24年度、平成25年度と避難者向け大規模アンケート実施の中心となっていただいている、早稲田大学人間科学学術院 准教授 辻内琢也先生編著の書籍をご紹介いたします。

『ガジュマル的支援のすすめ:東日本大震災と人間科学①一人ひとりのこころに寄り添う』

早稲田大学出版部発行・早稲田大学ブックレット・シリーズ「震災後に考える」

辻内琢也[編著]  A5判 143ページ 定価:987円(税込)

★東日本大震災から2年が過ぎたが、こころに傷を負った被災者たちへの支援は、むしろこれからが本番である。専門家による支援はどうあるべきか。医療・心理・福祉の専門家たちが、これまでの支援実績をふまえ、新たな個別支援のあり方を考える。


 ガジュマル的支援とは何か(辻内琢也)

第1章
 被災地における子どものこころ対策
 ―ストレスマネジメント教育とメンタルヘルス・プロモーション―(竹中晃二)

第2章
 震災避難家族の支援―かささぎプロジェクトの活動―
 (平田修三・石島このみ・持田隆平・根ヶ山光一)

第3章
 原発事故避難者の苦悩―寄り添い支援の大切さ―
 (辻内琢也・増田和高・永友春華・山下奏・山口摩弥・南雲四季子)

第4章
 座談会『ガジュマル的支援を目指して』
 菅野純(臨床心理学・学校カウンセリング)
 小島隆矢(建築環境学・環境行動学)
 佐藤将之(環境心理学・建築計画学)
 竹中晃二(健康心理学・応用健康科学)
 根ヶ山光一(発達行動学)
 増田和高(社会福祉学・福祉援助技術論)
 若林直子(市民防災・まちづくり)
 司会:辻内琢也(医療人類学・ヘルスプロモーション)

早稲田大学 出版部のホームページはこちら

【8/10新座市】 福島のお子様対象 さいたま日帰りツアー 新幹線でGO!

広い須田さんの畑で、思いっきり、遊んじゃおう。~じゃがいも堀りツアー~
さいたま日帰りツアー!
新幹線でGO!
niiza_jagaimo(画像をクリックすると、PDFファイルが開きます)

この度は、福島大学災害復興研究所と埼玉県新座市にあります、

増木工業株式会社がコラボし、夏休みの1日を新幹線に乗って

福島のお子様たちに遊びに来て頂く計画を立てました。

埼玉県新座市の放射線量は、0.06(2013.7.24現在新座市役所発表)と

国の基準を下回りますので、土いじりや林でも安心して遊んで頂くこと

ができます。

新座までの新幹線の交通費は福島大学災害復興研究所が支援致します。

どうぞ、お友達とふるってのご参加をお待ちしております。

日 程:2013年10日(

         福島駅西口改札前に750分集合1830分帰着予定

対象年齢 小学校6年生までのお子さん

         ※小学校4年生以上は、子どもだけで参加出来ます。

参加費 親子1組1500円(費用の一部負担)

       ※子ども1人につき、500円プラス

お申込み方法 福島大学災害復興研究所

          FAX 024‐548‐8272

お問い合わせ先  増木工業株式会社広報

            TEL 048‐477‐2007

主催  福島大学災害復興研究所・増木工業株式会社

【9/1 さいたま】避難者の元気回復を支えるためのワークショップ 参加者募集!

20130901

※画像をクリックするとPDF表示されます

震災により被災された方、被災者支援活動を行う方を対象に、生活再建の途上で気持ちの整理がつかない時や、自分がどうしたいのかわからなくなってしまった時などに対処する方法を、フォーカシング・ワークショップを通してご紹介してまいります。
いま、自分が、現状をどう感じているのか、身体感覚を通じて自分の実感を確かめていくことで、心を癒し気づきをもたらし、次に必要なステップを見つけていく独特のプロセスですすめていきます。

今回は海外より講師をお招きして、特別講座を実施いたします。通訳付きですので安心して受講することができます。どうぞお気軽にお申し込みください。

◆日時
2013/9/1(日) 13:00~17:00
※12:30より受付開始

◆会場
市民会館うらわ 101会議室
〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町2-10-22
TEL 048-822-7101

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◆アクセス
電車:JR京浜東北線ほか「浦和」駅 西口より徒歩7分
バス:浦和駅より国際興業または東武バス「市民会館入口」下車 徒歩1分
駐車場:29台有り。最初の1時間以内は無料。1時間超から1時間30分以内は210円。
    以後30分(30分に満たないときは30分とします)ごとに105円を加算します。(10円未満切り捨て)
    ※駐車場に限りがございますので、公共の交通機関をご利用ください。

◆参加費
無料

◆対象
東日本大震災による避難者の方々を支援する人。
被災者ご自身や、ご家族、ご友人のご参加も歓迎いたします。
性別・年齢を問いません。

◆講師
パット・オミディアン博士
フォーカシング研究所認定コーディネーター、前理事。
「コミュニティ・ウェルネス・フォーカシング」の創始者の一人。
パキスタンやアフガニスタンで、トラウマや心理社会的健康への介入プログラムを実施するなどの活動を行う。

◆お申し込み
次の5項目を8/29(木)までにご連絡ください。
1.氏名(ふりがな)
2.性別
3.所属
4.電話
5.メール
※避難生活中の方、何かお困りごとのある方はお知らせください

◆お申し込み先・お問い合わせ
震災支援ネットワーク埼玉(SSN)事務局
TEL 048-829-7400
MAIL desk@431279.com

◆主催 震災支援ネットワーク埼玉(SSN)
◆協力 With You さいたま さいがい・つながりカフェ実行委員会

【8/2,3,4 電話相談】避難生活専用ホットライン(0570-078-717・おなやみ-ないひなん)

20130802-0804

※画像をクリックするとPDF表示されます。

避難生活でのお困りごと、モヤモヤ、過去のこと、今のこと、これからのこと…ゆっくり話してみませんか。避難生活をおくるうえでの不安・お困りごとに広く対応致します。
避難者の方だけでなく、そのご家族、被災地出身の方、避難者支援をしている方々からの代理電話相談も可能です。

◆日時
2013/8/2(金) 10:00~22:00
2013/8/3(土) 10:00~22:00
2013/8/4(日) 10:00~22:00

◆電話番号
TEL 0570-078-717
(0570-お な やみ-ない ひ なん)

◆ご相談内容の一例
「来年3月で損害賠償請求権が時効になってしまうのか心配」
「生活費に困っている」
「家族に会うための交通費の負担が重い」
「家族がひきこもりがちで心配」
そのほか、母子避難、子ども、離散家族、賠償問題、こころ、孤立、ストレス、からだ、交流会、仮住まい、仕事、避難先でのいやがらせ、風評被害、避難中のトラブルなど。

◆対象
被災地を離れて避難生活をおくる被災者。
また、避難者の方だけでなく、そのご家族、被災地出身の方、避難者支援をしている方々からの代理電話相談も可能です。

◆共催・お問い合わせ
震災支援ネットワーク埼玉(SSN)
〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-1-303
TEL 048-829-7400
FAX 048-700-3502
MAIL desk@431279.com

東京災害支援ネット(とすねっと)
〒170-0003 東京都豊島区駒込1-43-14
SK90ビル302 森川清法律事務所内
TEL 080-4322-2018
MAIL tossnet311@gmail.com

NHK首都圏ニュースで紹介されました。

「避難生活者専用の電話相談会」

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130802/3395521.html

この電話相談は、平成25年度 福祉医療機構 社会福祉振興助成事業として実施しています。

【7/30~ 川口】「被ばく相談検診」スタート

埼玉協同病院(川口市)の健康増進センターにて「被ばく相談検診」が7月30日からスタートしました。

◆実施開始日
2013/7/30(火)よりスタート
火曜日午後(第三は除く)

◆病院
埼玉協同病院
〒333-0831 埼玉県川口市木曽呂1317

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◆検査内容
血液検査
尿検査
甲状腺エコー検査
※詳細はお問い合わせください

◆検査費
7000円+消費税

◆ご予約・予約枠
お問い合せのうえ、ご予約ください。
予約枠は6名までです。

◆お問い合わせ
埼玉協同病院
TEL 048−296−4880

【8/17~ 埼玉-福島】夏休みも福玉結バスで家族の交流を!

埼玉県労働者福祉協議会は、この夏も福玉バスを運行します。
ご家族や知人との交流にご利用下さい。もちろん今回も福島県から避難されている方は無料でご利用いただけます。
(福島県ふるさとふくしま帰還支援事業)

※画像をクリックすると拡大表示されます。
bus0817-0824

◆詳細について
詳しい運行予定(時刻表)および予約についてはお問い合わせください。
埼玉県労働者福祉協議会のホームページにも掲載します。

◆お問い合わせ
埼玉県労働者福祉協議会
TEL 048-833-8731

【9/21 さいたま】JI大宮アルディージャ戦ご招待!

「大宮アルディージャvsベガルタ仙台戦」に100名のご招待をいただきました。「優勝圏内」で奮闘する大宮とそれを追撃する東北を代表する仙台の「生の迫力」を身体で感じて下さい。

◆日時
2013/9/21(土) 14:00 キックオフ

◆会場
NACK5スタジアム大宮
〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4丁目
TEL 048-644-7950

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◆アクセス
電車:JR「大宮」駅東口より国際興行バス「導守循環」行で「大宮サッカー場前」下車徒歩約1分
   JR「大宮」駅東口より徒歩約20分、またはタクシーで約10分
   東武野田線「大宮公園」駅、「北大宮」駅より徒歩約10分
駐車場:無し

◆試合
大宮アルディージャvsベガルタ仙台

◆ご招待について
100名ご招待。事前にお申し込み下さい。

◆協賛
(株)NTTスポーツコミュニティー

◆お申し込み・お問い合わせ
埼玉県労働者福祉協議会
TEL 048-833-8731